いまさらという感じもあるけれど、BlackBerryBoldを使い始めているので第一印象をレポートしておこうと思う。お約束だしね。
実は、これを使い始めるのは会社の仕事がきっかけだった。iPhoneにどっぷりはまっている状態だし、Androidも買ってしまったところにもう1台というのはさすがにきつかったのと、やはりBlackBerryは法人契約で会社のIT部門のサポートの元利用するのが、一番の売りの商品だと思っていたからだ。あまり詳しくはここには書けないが、会社のあるプロジェクトで必要になったので、とりあえず自分でも持っておこうと思って、今回契約をすることにした。
実際、BlackBerryを使ってみて、なるほど、これは素晴らしいメール端末、テキスト入力端末だ、と思った。個人契約で、会社のLotusNotesとつながっているわけでもないので、その部分は想像でしかないけれど、このキーボードなら会社の仕事の多少こみいったメールの返事も書ける。セキュリティの話も、聞いただけであり、実際に使ってみているわけでもないが、これにセキュリティが加われば企業導入が多いのもわかる気がする。オバマ大統領が愛用しているというのも、実績として強力に企業の担当者を応援してくれるのだろう。iPhoneとは全く異なる世界観だ。
LotusNotesのような企業向けソリューションとの連携だけでなく、Gmailやtwitterのような個人向けのアプリケーションも充実しつつあり、小さいながらも結構使えるキーボードで、テキストベースのコミュニケーションツールとして、個人にもiPhoneとはまた違った魅力を提供してくれる。
実はもっとやれることは限定的なのかと思っていた。お見それしました、失礼しましたという感じだ。GmailのGPS対応もされているし、カメラも使える。CPUもiPhoneと同等のものを使っているらしくて、動作もそこそこキビキビしており、不満はない。
でも、まあ、iPhoneアプリの最近の充実ぶりには当然かなわない。だからこそ、テキストベースのコミュニケーションの部分は絶対BlackBerryというような感じでさらに充実してくるのを期待している。
ここまでできているなら、iモードのメールが扱えるようにしてくれたらいいのになあと思う。メールというと携帯電話でしかしていないという人も多い。そんなひととパソコンのメールで連絡を取り合うにはとても不便で、パソコンのメールとケータイのメールは全く違う世界のものになってしまっているのが現実だ。ガラパゴスケータイだけを特別扱いして、他の電子メール(特にパソコンからのメール)をフィルタリングし、シャットアウトすることをガラパゴスケータイの常識にしてしまったのはほかでもない、ドコモや日本のケータイキャリアだ。責任を持って、SmartPhoneをその状態から救ってほしいものだ。カタログ等にはimode.netの利用も書かれているが、裏技的なものになっている。これでは不満だ。メインの機能のひとつとして位置づける位の作りこみも必要だし、それをやるべき義務があると思う。絵文字についても同じだ。お財布ケータイやワンセグを入れろとは言わないから、このあたりはしっかりやってほしいものだ。
それと、ドコモに期待したいのは、アプリのさらなる充実だ。ここはすでに手が打たれようとしており、BlackBerry版のマーケットプレイスも用意されるという。iPhoneの AppStoreでその利便性が認められた手法ではあるが、そこに行けば気に入った対応アプリをダウンロードして利用できるという、アプリ普及の軸になるような仕掛けは、ぜひほしいものだ。特にBlackBerryの世界では日本は後発なので、日本専用版がぜひともほしいものだ。
そのコンセプト上、iPhoneにハードウエア・フル・キーボードがつかないだろうから、BlackBerryはその穴をついて、しっかりやってほしい。でも、このままだと2丁拳銃みたいに、iPhoneとBlackBerryをペルトにつけて歩かねばならず、この点は悩みが残るが、、、。
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