久しぶりにRobotカテゴリーのネタである。
いや、Robotといえるかどうか、ぎりぎりのところかもしれないが、Robomopというお掃除ロボットだ。
Robotと言えるかどうか微妙だと言ったのは、あまりインテリジェントではなさそうだからだ。でも、本当に生き物のように床の上を動き回って床掃除をしてくれる。
似たような製品にiRobot社のROOMBAがあり、とても有名だが、数万円の製品である。RobomopはRoombaほど本格的な掃除機ではなく、まさにモップというか、床を磨いてくれるものだ。5229円(税込)と一桁安い。
RobomopはUFOみたいな形の「フレーム」と、中央にコロンと転がしておく丸い本体「ロボティックボール」とからなる。このほかに製品パッケージには、充電用のACアダプタと、専用ダストシート 20枚が同梱されている。ダストシートはフレームの下、床と接触する部分にマジックテープで固定できるようになっており、掃除が終わると簡単にはずしてゴミとして捨てることができる。
肝心の本体、ロボティックボールは、内部にタイマーを持っていて、緑のボタンを押して、掃除の時間を30分、1時間、1時間半の3つから選んで、スタートさせるようになっている。このボールがなかなかアイデアもので、重心がわざと中心からずらしてあり、複雑に転がるようになっている。部屋をランダムに動き回り、結局部屋全体をくまなくカバーできるように考えられたもののようだ。詳しい原理は不明だが、部屋の障害物にはまってしまうことがないように、狭いエリアに入り込んでもちゃんと自分で出てこれるようになっていて、なかなかの優れものである。
言葉で表現するのは難しいが、Robomopの動きをみていると、部屋中をけなげに掃除してくれ、まさに生き物のようで愛らしくもある。本当にこの価格で掃除ロボットが手に入るのかと思うと安いものだと思う。
もちろん、掃除の内容は人間が行ったものは比べものにならない。フレームが円形のため、部屋の角は掃除してくれないし、ちょっとした障害物があるとその先には進めない。まあ、それでも放っておけば床を磨いてくれると思えば、まあ意外なほど(?)実用的なんじゃないかと思える。
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