kei_1's Blog

ThinkOutsideがi-Goに買収

Link: Mobility Electronics Investor Relations - News Release.

Mobility Electronics Acquires Think Outside, Inc.; Leading Maker of Portable Bluetooth(R) Keyboards for Smartphones Joins Mobility Electronics

昨日、eXpansys.jpのkuroさんからメールで教えていただいたのだが、あのbluetoothキーボードのThinkOutside社が、iGoで知られる（と言っても、日本での知名度は低いが）Mobility Electoronics社に買収されると言うプレスリリースがあった。ThinkOutside社はなかなかいいセンスの商品企画をしていたと思う。買収されてもその良いところが変わらずいてくれるといいのだが、、、。

HTCの動き

　おとといのkuroさんからの情報をきっかけに、もう一度HTC社にまつわる情報を軽く整理してみよう。単なる私の個人的な推測だが、HTC社のこのところの動きに注目すべきものがありそうだ。

　というのも、O2とHTCは、キャリア兼ディストリビュータとOEM供給元の関係で良い関係だったはずなのに、O2のAtomの契約が成立せず、QuantaからOEMを受けることになったあたりから何か起きているのかなと思っていた。で、今回、HTCのアジア向けブランドであるDopodがAtomにぶつけて新製品を出してきたという。これこそHTCが自社ブランドの販売に本格的に力を入れてくる兆しではないかと思うのだ。

　HTCはご存知の通り、世界中のWindowsMobile SmartPhoneのかなりの部分を製造し、OEM供給している会社で、O2,T-mobile,i-mate,orange,vodafoneなどのキャリアやディストリビュータのブランドで販売されているSmartPhoneのほとんどがHTC製といって良いほどだ。そのうえhp,Ｆｕｊｉｔｓｕ,のPDAが最近ではHTC製だ。さらにPalmまでもがHTCからOEM供給を受けている。

　HTCはOEMビジネスのほかに独自のブランドをふたつもっている。アジア向けのDopodと、主に欧州向けのQtekだ。いよいよHTCはこの自社ブランドでの販売に本格的に力を入れてくるような気がする。今後の同社の動きに注目していきたい。

ノキア、インテリシンクを4億3,000万ドルで買収

Link: ノキア、インテリシンクを4億3,000万ドルで買収. (ケータイWatch)

　ノキアは、各種デジタル機器のデータシンクロ技術を保有するインテリシンクを4億3,000万ドルで買収すると発表した。

　うわあ、びっくり。　そうか、インテリシンクのゴールは Nokiaによる買収だったのか。　優良新興企業のゴールには、さらなる優良企業による買収というものがあるが、まさにそういう結末だね。

　思えば、この会社も紆余曲折がたくさんあった。IrDAの立役者だったはずなのに、いまは忘れられている。あれがなければ、Bluetoothもないだろうし、これからのWirelessUSBだってないだろう。そのくらい、重要な役割を担っていた、そういう会社だ。

　お疲れ様と言ってあげたいな。

DDIポケット、カーライルと京セラが買収

DDIポケット、カーライルと京セラが買収

　米投資会社のカーライル・グループと京セラは21日、KDDI傘下のDDIポケットのPHS事業を買収することで合意に達したと発表した。これにともない、カーライルと京セラはPHS事業を提供する新会社を設立する。買収金額は2,200億円。

PHSの歴史にひとつの節目がやってくるようだ。
DDIポケットはPHS事業で、ライバルのケータイがどんどん新しい技術を取り込んでいく中、それでも自分の存在感をしっかり意識しつつ着実に事業を行ってきた。AirH"など、データ通信に力を入れ、定額制の導入で気をはいたり、最近の「Opera」Webブラウザを搭載したAirH"フォンをだしたり、なかなかアグレッシブにやってきている。そして、日本にいると気が付かないかもしれないが、PHSの技術はアジアなど、外国でも採用が広がっており、まだまだ成長できる方式だ。
そういえば、先日のシンガポールのCommunicAsia2004という展示会でも、京セラがPHSの基地局用アンテナを大々的に展示していたなあ。

愛着のあるPHSにもまだまだ頑張って欲しいものだ。

SONY 「クオリア」に欠陥

日経BIZTECHによると、ソニーの高級ブランド「クオリア」は誕生早々つまづいてしまったようだ。

ソニー、「クオリア」に欠陥　モノ作り復活の象徴に早くも傷

この記事によると、38万円もする超小型デジカメに欠陥が見つかり回収していたことがわかったそうだ。せっかくの取り組みも前途多難なようだ。

クオリアブランドはソニーにとって自分たちがもの作りの企業であることを再確認しこだわって作っていくことを製品のかたちで表現する意図があったはず。しかし、そのこだわりにちょっと水がさしてしまった。これにめげずにがんばって欲しいところだ。

SONYの経営方針説明会

PCWatchによると、

ソニー、デジタル家電を核とする変革プランを発表　～「PCはデジタル家電のサブセットになる」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/1028/sony.htm

この記事の最後のほうに「久夛良木副社長が提示したビジョン」というイラストが掲載されているが、なんかこれ、もうすでに製品化されている世界にしか見えないんだけど、、、

でもまあ、その前のところ
　「PCでなくデジタル家電を戦略の中心に据えることについては、久夛良木副社長が「PCは便利なツール。今までのデジタル家電は成熟した技術やPCの技術を使ったもので、ある意味ではPCよりもサブセットだった。我々が今開発しているシステムが市場に出れば、PCのほうがはるかにサブセットになる」と、同社のデジタル家電構想の技術的優位を述べた。」

この部分はSONYが言うなら理解できる。ま、「おてなみ拝見」というところかな。
でも、そこまで言うならもう少し具体的な未来像を見せてくれると良かったんじゃないかなあって思うけど。

なんか、業績が思わしくないので投資家に言い訳を言っているように聞こえて、なんかSONYらしくないなあって思った。
PS2の時の久夛良木さんはもっと何十倍も強気だったものね。