kei_1's Blog

「まねきTV」は適法、東京地裁がテレビ局側の請求棄却

Link: 「まねきTV」は適法、東京地裁がテレビ局側の請求棄却.（INTERNET Watch）

　インターネット経由でテレビ番組を視聴できるサービスを不特定多数に提供するのは著作権法に違反するとして、NHKと民放5社が、永野商店の運営するサービス「まねきTV」の指し止めを求めていた訴訟で、東京地方裁判所は20日、テレビ局側の請求を却下した。

　今日はちょっと気になるニュースが多い。これって、少し前、「録画ネット」が敗訴したのとどう違うんだろう？

　私としては「まねきTV」も「録画ネット」も両方認めて良いんじゃないかと思うが、、。

　と思って、録画ネットのサイトに久しぶりにアクセスしたらこんな記事が

Link: まねきTVと録画ネットの違い　当社の見方 　（録画ネット）

　この記事を一言で要約すると、「業者の関与」が高いか低いかの違いだそうだ。なんだかなあ。確かにそのくらいしか違いがわからない。録画ネットがかわいそうだ。（＾＾；；

　まあ、司法判断というのは、こうして少しずつ議論が進み、確立していくんだろうけど、、、うーーむ。既得権益と戦うということは大変なことだ。

　そして、「まねきTV」が適法と認められたことは素直に喜ぼう。

 

「ダビング10」開始は7月4日午前4時

Link: 「ダビング10」開始日が7月4日午前4時に決定。Dpa発表.（AV Watch）

社団法人デジタル放送推進協会(Dpa)は23日、地上デジタル放送の新録画ルールである「ダビング10」の開始日時を7月4日の午前4時に決定した。

　ふひゃあ、ようやく正式に決まったようだ。

　「既得権益」という目の前のものしか見えないおろかなひとたち。ま、がんばって仕事してくれ。なんとかオリンピックに間に合ったようだが、本当にあきれる展開だなあ。（＾＾；

ソニー、国内のパソコン向け電子書籍配信から撤退

    Link: ソニー、国内のパソコン向け電子書籍配信から撤退 デジタル家電&エンタメ-最新ニュース:IT-PLUS.

     ソニーは国内のパソコンや専用端末向けの電子書籍配信事業から撤退し、グループ会社で展開する携帯電話向けの事業に専念する。当初はパソコンや専用端末向けが市場の中心になると見て、自社製の端末も導入したが、会員数が伸び悩んだ。国内ではコンテンツ配信の主流がパソコンから携帯電話に急速に移行している。    

    　１７日のニュースだが、取り上げておこう。ソニーが電子ペーパー技術を採用した電子書籍デバイスLibrieを発売したときに、そのコンテンツを提供する目的で始めた「タイムブックタウン」が終了する。私も一応会員になっていたので、会員にはこのニュース以前から通知が来ており、知っていたのではあるが、こうして報道されたので改めて取り上げてみた。

    　電子書籍は広まらないのだろうか？いや、そんな結論を出すのはまだ早い。確かに机に貼り付いてデスクトップPCで書籍を一冊読むというのは考えにくいから、専用端末なり、ノートPCなり、PDAなりが必要になるだろう。電子ペーパーという初物技術を採用した専用端末Librieの完成度の不十分さのせいだけではない。「タイムブックタウン」にはもっと大きな失敗の原因があったように思える。

    　いろいろな原因が考えられるが、まず、「タイムブックタウン」は「貸本」形式だった。「貸本」方式とは読める期限があるということだ。買い取りたくても最初はそういう選択ができなかった。最近ではこの方式だけでなく、購入すればそのままいつでも読める選択ができるようになったが、結局イメージの悪さとなってしまい、致命的だったように思える。専用のソフトウエアでないと読めないのも大きなマイナス面だ。結局、著作権保護をやり過ぎて、主流になれなかった同社の音楽プレーヤと同じ深い病がここにも存在していたのだと思う。著作権保護という名目でユーザを甘く見ていたのではないのか？ｉＰｏｄにやられてしまったのと同様に、電子書籍の分野でも相当考え方を改めないとAmazonあたりのやり方には勝てないだろう。

    　まあ、撤退は仕方がないかもしれない。そういう反省も踏まえて、また改めてゼロからやり直すことに期待したい。

 

PC向け単体デジタルチューナのガイドライン

Link: Dpa、PC向け単体デジタルチューナ販売を可能にするガイドライン策定. (AVWatch)

　社団法人デジタル放送推進協会(Dpa)は8日、PC向けの地上デジタルのフルセグ(12セグ)受信用チューナの単体発売を可能にする、「PC用デジタル放送チューナのガイドライン」を策定した。これにより、BS/CSデジタルを含め、今後単体発売されるPC用デジタルチューナを購入すれば、自作PCなどでもデジタル放送の受信/録画などができるようになる。

　昨日のニュースだが大きいニュースなので取り上げておきたい。

　まったく持って腹立たしいことだが、著作権保護という名目で、デジタルTV放送のチューナには多くの制約が規定されている。このことが市場の立ち上がりを遅くしているのは明白であるが、ようやく、パソコンのオプションパーツとして、チューナを単体で販売できるようになったようだ。

　アメリカではデジタルテレビの普及が進み、あっという間に日本を追い越すんではないかと思われる。日本国内はこんなことをしているうちにビジネスチャンスを失い、また世界で後れを取ることになるのではないか。単なる「既得権へのしがみつき」により、結果的に著作権者自身のビジネスチャンスを小さくしているようにしか見えない。

　しかも、真のユーザ不在なところで仕組みが作られ、運用されていることにも腹が立つ。ユーザの権利をまったくないがしろにしている。

　今回、ようやくPCの周辺機器やオプションボードとして、デジタルテレビチューナを製品化できるようになったということで、少しの前進はあったが、根本的な問題解決とはまったく無縁のものだ。音楽配信サービスでDRM全廃のものも出てきているように、デジタル放送もDRMなどというものをいずれは不要なものとして、もっと賢い方法で著作権者の権利を守るように、早くなってほしいものだ。

Friio販売再開

Link: 地デジをコピーフリー化する「Friio」、販売再開 - ITmedia News.

コピーワンス制限のかかった地デジ番組をコピーフリーに――昨年発売され、物議をかもした台湾製地デジチューナー「Friio」の販売が再開される。

　今日だ。たぶんまたあっという間に売り切れるのだろう。

「ダビング10」開始日時は6月2日午前4時に

Link: 「ダビング10」開始日時は6月2日午前4時に.（AVWatch）

　社団法人デジタル放送推進協会(Dpa)は20日、デジタル放送の録画に関する新しい運用ルール「ダビング10(コピー9回+ムーブ1回)」について、開始予定日時を6月2日の午前4時と発表した。

　いよいよダビング１０の開始予定日が発表された。本当はこれでも不満だが、一歩前進ということか。
　まあ、トラブルが起きないように十分な準備をお願いしたいものだ。

落胆

    Link: 待ちに待った軽／薄ノートブック。でも、落胆も大きいぞ：日経パソコンオンライン.

しかし、日本ではその目玉機能が全く機能しない。これでまた彼我（ひが）の差が大きく開いてしまった。日本ではデジタル機器やサービスを次々に開発しているのに、ユーザーの元にその素晴らしい体験が届けられていない。せっかくのコンテンツを棚に眠らせたままで富を生み出していない。    

    　日経パソコンオンラインの記事だ。表題からMacBook Airの記事だと思っていたら、それだけではなく、ジョブス氏の基調講演で発表された主な話題をカバーする記事だった。

    　「落胆」はMacBook Airの話というよりは上の引用した部分で、私も共感する部分だ。

    　Appleの素晴らしいアイデアも、日本では利用できずに、どんどん日本は世界から取り残されることになりそうだ。著作権を守るという一見よさそうなストーリーも、結果的には自分たちの首を絞めているのに気づかないおろかなひとたちが、目先の利益にこだわりすぎ、行き過ぎた守りの姿勢をとり続ける限り、このまま日本はジリジリと世界から遅れをとっていくのだろう。

    　この流れ、なんとかならないものかなあ。うーーむ。

 

「コピーワンス」見直しは、コピー9回+1回へ

Link: 「コピーワンス」見直しは、コピー9回+1回へ.

　総務相 諮問機関の情報通信審議会は12日、情報通信政策部会 デジタルコンテンツ流通促進等に関する検討委員会 第19回を開催。地上デジタル放送のコピー制御ルールである「コピーワンス」を見直し、録画した1番組について、9回までのコピーを認める方針を確認した。

　ずっと気になっていた「コピーワンス問題」。中間答申とはいえ、予想以上に緩和される方向が示されたと受け止めている。大いに歓迎したい。

ジョブズ氏「DRM完全撤廃」を提案

Link: 米AppleのジョブズCEO、4大レーベルに「DRM完全撤廃」を提案. (AV Watch)

　音楽配信サービス「iTunes Store」で販売している楽曲にDRMを施し、iPodのみで再生できるようにしているのは消費者を束縛するものだという意見に対して、米Apple(Apple Inc)のスティーブ・ジョブズCEOは現地時間の6日にコメントを発表。4大レーベルを含めたレコード会社にDRMそのものを捨てるよう提案した。

　いやあ、素晴らしい。こんな提案はジョブス氏にしか出来ないかもしれない。

　ジョブス氏のおっしゃる通り、DRMなんていうのは完璧を追求したって意味のない「いたちごっこ」になるだけ。そんなものはやめてしまうのが賢い選択だろう。音楽CDはそんなこととは関係なくしっかり売れるはずだ。私はそう思う。

　ジョブス氏のこの発言で業界はどう反応するだろうか？見守っていきたい。

レコード生産額が7年ぶりに前年を上回る

Link: レコード生産額が7年ぶりに前年を上回る、iTMSなど音楽配信が好影響.

　日本レコード協会では、音楽ソフトの生産実績が上向いた理由について、2005年8月に日本でサービスを開始した「iTunes Music Store」や、携帯電話向けなどの音楽配信サービスの好調が、CDや音楽DVDなど音楽のパッケージソフトにも好影響を与えているのではないかと分析している。

　うひゃあ、やっぱり。
　iPodやiTines Music Storeの成功は、CDの売り上げアップにつながると思っていたのだが、こんなにあっさり結果が出るとは思っていなかった。これはデジタルミュージックにとって、ものすごい追い風ではないだろうか。
　ついでに映像配信（テレビ番組の著作権問題。たとえばコピーワンスの問題）にも、良い影響を与えてくれるといいなあ。コンテンツホルダーたちが、慎重なほうに倒れざるを得ないのはわかるけど、実は一歩踏み出すとそこはばら色だったりしないものか。（多少無責任発言）