Link: ウィルコムが携帯参入? ドコモMVNOで、一部報道 - ITmedia News.
ウィルコムが携帯電話回線によるデータ通信事業に来春にも参入する方針だと、12月1日付けで一部報道機関が報じた。NTTドコモの回線を借りるMVNO方式という。ウィルコムは同日、競争環境が激化する中、NTTドコモを含めて「いろいろな可能性について話し合っていることは事実」などととコメントした。
これが実現するならすばらしいニュースだ!
ドコモは「巨象」になりすぎて、なかなかユーザの多様なニーズに細かく対応して動くことができなくなっているのに対して、ウィルコムは業界の新しいこと(特にデータ通信系)に果敢に挑戦してきたが、企業の規模が小さく、ドコモにとってたいしたリスクではないことも大きなリスクになってしまう。「巨象」はインフラ側に周り、顧客接点は小回りのきく小さなところに任せるのが、IT業界だけでなく、出版/印刷の業界でもかつて起こったことだし、アパレル業界でも同様のことが起きてきたとも思える。両社が結びつくと、最強のコンビになれる気がする。
たとえば、ドコモインフラ用のW-CDMA/HSPAのW-SIMを開発できれば、ドコモのMVNOでウィルコムは、最強のインフラをもてることになる。ドコモショップ経由の販売網でしか戦えていないために、特に法人向けやSmartPhoneのようなITおたっきー向けの製品に弱いドコモとしても、組む相手としても最高なんではないのか?
そうそう、それと、ウィルコムが組む相手としてかつての古巣KDDI/auがあるが、UQという直接のライバルを抱えていることもあり、古巣からわざわざ飛び出たいきさつのこともあり、いまさらありえないことかもしれない。その意味では、ドコモと組むというのは、妙な信憑性がある。
いつもの日経の「若干勇み足記事」ではあるが、こんなことを考えさせてくれ、とても興味深い。
参考: ウィルコム、データ通信でドコモと提携 (NIKKEI NET)
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