Google Android搭載では日本で初めての機種となるHT-03Aを使い始めて、1週間以上があっという間に経過した。この段階での感想を書いておこうと思う。
まず、全体的な印象はやはりiPhoneを特に意識したSmartPhoneだなあということだ。特にタッチパネルを使ったユーザインターフェース、そしてWeb上のサービス、いわゆる「クラウド」をいつでもどこでも使えるようにしたネットワーク端末としての部分、まさに狙うところは同じだ。単なる携帯電話機ではなく、新しい提供価値を提供しようとするアグレッシブな姿勢が強く感じられる。
逆に言えばiPhoneに対して大きな優位性が今の段階であるかといわれると、かなり厳しいかもしれない。いろいろな「うり」の機能を試してみてもiPhoneが先にやってしまっていることがほとんどで、Android独特のものを見つけるのは今のところ難しい。
それでも気づいた優位性としては、さすがにGoogleのプラットフォームだからではあるが、Googleのサービスを使うには単にGmailのアドレスとパスワードを一度入れただけで、メールだけでなくその他いくつものGoogleのサービスが使えるようになった。ここはなかなか気持ちよかった。
もうひとつGoogleのサービスではあるが、Googleマップ、ストリートビューのコンパスモードのデモ効果はなかなかのものだと思う。ストリートビューで今いる場所の写真を360度ぐるぐると表示できる機能があるが、これと内蔵の「コンパス」を組み合わせて、端末の向きに合わせて周りの風景を表示してくれるのだ。この機能はさらに今後、端末の画面上に、実世界の建物や道路の情報を重ね合わせて表示できるように進化するだろう。街角で立ち止まってストリートビューを見ながらお店の看板が見つけにくくても、Googleがガイドしてくれるかもしれない。近未来を感じさせてくれる機能だ。
アプリケーションソフトの充実度はまだまだだ。でも、発売された直後であることを考えると、結構そろっている方かもしれない。いずれにしても、iPhoneと比べてしまってはかわいそう。そんな現実はある。ひとつ気がつくのは、今Android Marketでみつかるアプリは、iPhoneやWindows Mobileと共通のものはまだ少なく、開発者がどうやら別なんだなあと感じることだ。「文化」とかコミュニティとかいうレベルで別世界なんだろうか。まあ、でもビジネス系の環境が整ってくるとだんだん企業も参加するようになり、プラットフォーム間をまたいでソフトウエアやサービスを提供するところも出てくるのだろうか。とにかく、iPhoneアプリと比べると、AndroidはAppleの承認を得なくてもソフトウエアを販売できるOpenさを持っている。今後のソフトウエアのさらなる充実に期待したい。
そうそう、もうひとつ、今の段階でHT-03AのiPhoneに対する優位性ということでいえば、インフラの違いがある。NTTドコモのHSDPAインフラを使えるので、ソフトバンクモバイルよりも速いし、カバーエリアも広いようだ。地方の方には特にカバーエリアの問題は切実だと思われる。
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