昨日、銀座で仕事をする機会があったので、UQのモバイルWiMAXを少し本格的に使ってみた。
タスクトレイのUQのアイコン上にマウスを持って行くと、電波の強さは「最強」となっている。銀座8丁目のビルの10階で、窓から5m程度の場所だ。
さっそくスピードテストサイト http://www.speedtest.jp/ で速度を測ってみると
4.783 Mbps
4.691 Mbps
4.636 Mbps
3.002 Mbps
:
何回か計って、こんな感じだ。数字は少しばらつくが、なかなか速い。少なくとも、手持ちのEMOBILEのD01HWではここまでの速度は出せない。2倍以上速いのではないかと思う。電波の状態が良いとこんなに速いということだ。素晴らしい。
もうひとつ、細かいところではあるが今までの無線モデムや無線LANアダプタにない使いやすさを見つけた。それは、「ID」も「パスワード」も「アクセスポイント」の設定も何もいらないという点だ。ドライバとユーティリティソフトをインストールすれば即利用可能だ。SIMカードもない。通信アダプタに工場出荷時にMACアドレスが設定されていて、これをユーザと紐づけているため、とてもシンプルなシステムになっているのだという。ドライバとユーティリティソフトのインストールは、私の購入した通信アダプタUD01NAの場合、USBポートに接続すると初回は外部ディスクドライブとして認識され、インストーラが自動的に立ち上がり、その画面の指示に従うだけで設定が完了である。こういうタイプのものというと、設定が難しいという印象がどうしてもつきまとっていたが、これならとても簡単である。今までどうしてできなかったんだろうと思えるほど、簡単で良いシステムだ。
しかし、一方、現時点で誰にでもお奨めできるかというと、まだ時期的に早いと思う。私はもの好きにも初期ユーザになってしまったが、こんなスピードでWiMAXを利用できるエリアはまだすごく限られる。山手線の内側でさえ、なかなかこんなスピードは出ないと聞く。東京都墨田区の自宅では、残念ながら「微弱」の表示で、約1Mbpsの通信だ。この状態ではEMOBILEの方が速い。
それと、USBアダプタの形状であるのは、やはり理想ではない。無線LANがノートパソコンの標準搭載になったように、モバイルWiMAXも標準搭載になっていくと良いと思う。噂では、インテルがCentrinoで無線LANをチップセットに取り込んで普及に一役買ったのと同じように、WiMAXもチップセットに搭載して普及を狙ってくると言われている。期待したいところだ。それから、デジタルカメラやゲーム機、音楽プレーヤ、ビデオプレーヤなどにもモバイルWiMAXが搭載されると良いと思う。クラウドコンピューティングの世界観にこうしたデバイスが組み込まれていくと、ネットワークの利便性を最大限利用可能になるだろう。
さらにそうなってくると、「ID」も「パスワード」も「SIMカード」も必要ないモバイルWiMAXのユーザ認証の方法が最終的にどうなっていくのかについて、とても気になる。ひとつのマシンを複数のひとで共有する場合や、ひとりで複数台の機器を所有し、共通のサービスを安価で利用できるようにする場合の仕組みだ。この部分にもぜひ今までにない利便性を提供してほしいものだ。また、これは同時に通信オペレータにとって、SIMアンロック海賊端末のような暗黒の世界から自分たちを守る仕掛けにもなるはずだ。
4Gケータイを先取りするとも言われているWiMAXの成功の鍵のひとつは、こんなところにもあるのかもしれない。
参考記事: 同じようで大違い? ISPのWiMAXサービス (ascii.jp)




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