テキスト入力専用ツールという新ジャンルの電子文房具「pomera」はなかなかの評判のようだ。先日書いたように、私も発売日に購入したので、ファーストインプレッションを書いてみようと思う。
まずやはりこれはキーボードの良さが、存在価値を決定づけているように思う。私が会社で使っているLet's note R6のキーボードよりも打ちやすいと思う。キーストロークがしっかりと深くて、確実に打鍵できる感じで、堅すぎず柔らかすぎず、長文を打っても疲れない感じがする。ポータブルキーボードの中でこれだけ打ちやすいキーボードはあまり記憶にない。
ふたつ目に魅力的なのは、見やすい液晶だ。小さい画面ではあるが、白黒ではっきりした表示が好感度大である。いろいろなひとが書いているが、DOSの時代の画面を思い出させ、懐かしい感じがする。ATOKの「R漢」という表示も含めて、初めてノートパソコン(私の場合J3100SS001 初代DynaBookだった)を思い出させる。
筐体は結構でこぼこが多く、スマートと言うより、無骨な感じ。メカを感じさせるものになっている。文房具を目指すならもう少しスマートに進化してもらっても良いかもしれない。ただ、強度を確保しつつ、折りたたみキーボードとしての機能を達成するにはこんな感じだったのかなあ。カバンの中でほかのものに引っかかったりしそうなので、私の場合、布の袋に入れて持ち運んでいる。純正品で専用のケースが用意されているが、まあ、手持ちの袋があったのでそのまま使っているという感じである。
筐体の細部も凝っていて、折りたたんだキーボードを開いたときに、一緒に「足」の部分(固定アーム)を引き出すとキーボード右端をしっかり机の上で安定させることができる。microSDやUSBポートのフタもしっかりとした作りになっていて、手を抜いていない。ここも好感度大だ。
かな漢はATOK。私自身、体に染みついてしまっているので、ATOKを使えるのもこの「文房具」を選びやすくしてくれた。menuキーを押して現れる操作画面は、これもDOS/V時代の一太郎を思い出すような操作感だ。
テキスト専用ツールというコンセプトは悪くないが、ここまで良いキーボードだとほかの機器と接続して、外付けキーボードとして使えると良かったのにと思う。Let's noteやAcer Aspire oneを持たず、OQOやiPhoneだけを持ち歩く時のテキストメモキーボードとして使ってみようと思う。もちろん、この製品はターゲットユーザが非常に狭い製品だと思う。しかし、そのような性格の製品を世に送り出したキングジムに感謝したい。
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